令和１年、増税により８％から１０％に上がりました。この税金が上がる前に新築の家を建てたり、マンションの引っ越し費用が高くなる前に住む場所を変えようと考えている方がとても多くなります。
その時期に入ると涙そうそうでもそうですが、新築の家・中古住宅・マンションのお祓いをしてほしいと相談がよく来るようになります。
中古住宅に引っ越したはいいが、子供部屋で誰もいないのに壁を叩く音がする。 ラップ現象のような音で精神的に参っている。
心霊現象がたびたび起こっているのでなんとかしてほしい。などなど涙そうそうでは祈祷などのサービスを行っていますし、除霊やお祓いも受け付けております。
相談頂いた方の要望になるべく応えるため、涙そうそうに参加いただいている寺院に連絡をして除霊やお祓いなどお願いしております。
ですが、参加いただいている寺院すべてが除霊を受け付けているわけではないので、寺院からお断りされる事もよくあり、除霊やお祓いをしないお寺さんが多いのが現状であります。何故、寺院では除霊をしないのか。除霊やお祓いとはなんなのかをこれから書いていきます。
除霊・お祓いとは取り憑いた霊が身の回りで様々な災難起こしますので、これを除霊やお祓いをして取り憑かれた方をお救いし、恐れを取り除く事いいます。
この身の回りで起こることは、体の何処かが悪く病院で診てもらっても原因不明と言われる、事故や親類の不幸が重なる、何をやってもうまくいかない、ラップ音や謎の声が聞こえるなどあり、これらが続いていくと精神的に参ってしまいます。
寺院では除霊やお祓いをする宗派もあります。それは真言宗（真言密教）や日蓮宗の日蓮霊断師会などは除霊やお祓いを受け付けております、その他の宗派でも行っているお寺もあるとは思いますがとても少ないです。
何故少ないかといいますと、それは昔から除霊やお祓いを生業としていないからであり、除霊作法・お祓い作法での荒魂の鎮め方などはありますが、知らない方が多いのではないでしょうか？
私自身、やり方は知っておりますが「効果があるか？」と言われれば、申し訳ないですが修業不足ですと答えるしかないです。
霊を呼び出し、お経を唱えながら霊を説得し、霊を鎮め納得して頂き、去って頂きます。
霊を無理やり追い出すのではなく、説得し成仏して頂くための除霊やお祓いであります。
成仏しない魂など、いつまでも現世にとどまり地縛霊となり再び害を起こしますので、説得が必要であり、除霊やお祓いをする事が仏教にとっては供養となるのです。
神職の祭詞により、願意を奏上して神様に取次ぎをし除霊やお祓いをします。
神職のお仕えしている神様に祈りを言霊にのせ奏上して、神力により悪霊を除霊やお祓いしています。
また、女性の巫女さんがお祓いもやっている所もありとても人気が高いようです。
私の友人も巫女さんのほうがいいと罰当たりな事を言っているので、いつか神罰が下るのではないかと最近思います。
霊を呼び出し、独自のやり方で霊を説得して、霊を鎮めて去って頂くか、成仏させます。
霊能者は霊を見ることができ、除霊やお祓いする場所がどのような状態になっているかを調べ、その状況に対処した除霊やお祓いを致します。
除霊やお祓いをお願いする方はどの方も自身では対処できず、精神的にも弱っている方が多いです。
この精神的に弱っている時に家族や友人に相談できればいいのですが、独り身で相談相手もいない方・相談して迷惑をかけたくない方などいらっしゃると思いますが、そういう精神的に弱っている、相談したいけど相手がいない人などをインチキ除霊師や詐欺師などは狙ってきます。
この方々は相手の心の攻め方をわかっている方で、親身になって話を聞いてくれますがあの手この手で金銭などを稼ごうと考えて近づいてきます。
ですので、相談相手は信頼できる方いがいにはしないようにして、精神的にまいっている場合は病院の精神科でのカウンセリングをうけて心に余裕が出来てから除霊やお祓いをお願いするようにしてください。
心に余裕がない状態ですと正常な判断が出来ないですので、まず心の余裕を取り戻してから対処するのが良い方法です。
また、除霊やお祓いだけが解決方法ではありません。引っ越しなどで住む環境を変える事も方法のひとつです。
私のお寺では家屋の魂抜きをしており、引っ越しや家の取り壊しの時に魂抜きを行います。その魂抜きでは家屋に居ついている霊や住んでいた方の想いなどを清め、家から祓っていきます。
檀家さんで祖母がなくなった後、家を取り壊そうとしていたのだが心霊現象がたびたび起こるのでお祓いをしてほしいと依頼がありました。
実際に檀家さんの家にいくと、風がないのに換気扇からがたがた音が鳴り、祖母さんが寝ていた二階の部屋では空気が重い感じがしました。檀家さんも住んでいて金縛りや誰かの声を聴いたとおっしゃっておりました。
檀家さんはこのまま放置して取り壊すよりも祓ってからお願いしたいとの事でした。
私自身お祓いなど出来ないと思っておりましたが、檀家さんが困っているので家の魂抜きをさせていただきました。魂抜きの仕方はお寺に代々伝わっている方法でやり方などは割愛させて頂きます。
魂抜きを行った後は心霊現象が起こらなくなり助かりましたと檀家さんはおっしゃっておりましたが、私のような未熟者でも心を込めて儀式を行えば祓うことはできるのだなと思いました。
霊を見ることは出来ませんが、私でも除霊やお祓い出来るものでしたら、今でもお受けしております。
お寺には様々なものをお焚き上げしており、その中で呪われたものなども持ち込まれる時があります。人形・心霊写真・先祖がどこかで買った気味の悪い仏像などなど。
人形や仏像は、月日は決まっておりませんが何年か位牌堂の縁のなくなった位牌を置いている棚に安置して、最後にはお焚き上げ致します。
心霊写真もなんとかしてほしいと持ち込まれる事があり縁切りの儀式をしてお焚き上げします。
私も霊現象である金縛りや誰かに声をかけられたりなどの体験をした事もあります。
寝ている時の金縛りは霊現象ではなく睡眠障害の一つである睡眠麻痺とされております。
これは本人が目を覚ましているのに、体を動かすことが出来ない状態で数秒から数分かかるそうです。
この睡眠障害の事は知っていましたが、実際おきると怖いものがあります。
私の場合、目が覚めて金縛りにあい誰かに抱きしめられている体験をしました。抱きしめられる時に布団もその形に凹んでいったので本当に睡眠障害の時に起こる幻覚なのか？と疑いました。
数分しても金縛りが解けないので気合で動き目を覚ましました、その後も夢見が悪くなると思い縁切りの儀式をしました。
その後は金縛りなど起きてないので安心しておりますが、私のお寺で友人が寝泊まりする時に高確率で金縛りになるのですが、それはなんともなりませんでした。
寝泊まりした後に、悪いことが起こるなどは無いので放置しております。
お寺でもこの様な事が起こりますので、皆様の家で霊現象があった場合は誰かに相談するのがよいと思います。
心霊現象などはよく科学的ではない、気の迷いだと言われておりますが実際に体験すると気の迷いではないと実感します。ラップ現象と呼ばれている騒音、子供の足音、物が勝手に動くなど科学的に証明できないだけであって、怖い思いをしている方はたくさんいるのです。
私自身、誰もいないのに子供の足音が聞こえたり、誰かの声が聞こえたりして、なんで聞こえたのだろうと何時間も調べましたが原因は不明でした。
除霊やお祓いはその原因がわからない事を解決するひとつの儀式です。
個人では解決できない事もありますので、まずは信頼できる方などに相談をしてください。
涙そうそうでも除霊・お祓い・厄除け・祈願などの相談を受け付けており、お坊さん・神道系などの派遣も3.3万円でお願いしております。
まずは涙そうそうにご相談ください。
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著者：北村 英明
株式会社終楽取締役。曹洞宗 僧侶。
株式会社終楽立ち上げ時より、葬儀、お墓じまい、お坊さん派遣などの非檀家様向けの説明、よくある質問集（Q＆A）を担当。
葬儀やお墓じまい、お坊さん派遣などについて非檀家様向けに分かりやすい説明文を記載。
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